【書評】DEATH「死」とは何か/シェリー・ケーガン(著)を読んで

書籍をご紹介します。

Check!

書評ではネタバレにご注意ください

DEATH「死」とは何か/シェリー・ケーガン(著)の概要

こちらの本を読みました。ざっくりと内容を書きますと、哲学的に考えて、人間の「死」をあらゆる角度から考察しています。

  1. 「死」について考える
  2. 死の本質
  3. 当事者意識と孤独感ー死をめぐる二つの主張
  4. 死はなぜ悪いのか
  5. 不死ー可能だとしたら、あなたは「不死」を手に入れたいか?
  6. 死が教える「人生の価値」の測り方
  7. 私たちが死ぬまでに考えておくべき、「死」にまつわる6つの問題
  8. 死に直面しながら生きる
  9. 自殺
  10. 死についての最終講義ーこれからを生きる君たちへ

以上の構成で「死」にまつわることについて例を挙げて、なるべくわかりやすく説明されています。

私は哲学的な本を読むのが初めてだったので、難解に感じてしまいました。

DEATH「死」とは何か/シェリー・ケーガン(著)についての私なりの解釈

私の感想なのですが、「死」というのは人間の永遠のテーマだと思います。

また本書で触れられている通り、「死について考える事」は、なにか触れてはいけないもの、考える事だけで禁忌なものと思われています。

でも「死」って避けては通れないと思うから、著者の言うとおりに、この本がなにか「死」について個人個人が深く考えるきっかけになるといいなと思います。

私は人生の半分を過ぎて、これから中年期や老年期のことも色々考えていかないといけません。

この本のおわりには、

魂など存在しない。私たちは機械に過ぎない。もちろんただのありきたりの機械ではない。私たちは驚くべき機械だ。愛したり、夢を抱いたり、想像したりする能力があり…私たちは人格を持った人間だ。

中略

そして機械は壊れてしまえばもうおしまいだ。死は私たちには理解しえない大きな謎ではない。…どの機械もいつかは動かなくといったことと比べて特別に不思議なわけではない。

DEATH「死」とは何かから引用

とあります。私はこの説にはおおむね賛成です。人間は肉体のうえに人格をもっていますが、それが魂といえるのかどうか…。

魂といった概念は、信仰的な部分で大切な考え方と思いますが、私はやっぱり人間という個体に、人格がやどっていて、その体が動かなくなった時に死を迎えるのかなと思っています。

脳死の問題や、色々なケースがありますので一概には言えませんが、本書の言っていることはおおむねそうだなーと思いながら読みました。

人生折り返し地点に至った方は、今一度「死」について考えるのも豊かな時間になると思います。